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じんましんの原因が食べ物や薬物など明らかな場合は、原因を取り除くことが何よりも大切です。しかし、食物などが原因ででる蕁麻疹(食餌性蕁麻疹)の頻度はかなり低いのです。
一般にじんましんかどうかを見分けるポイントですが、第一に、かゆくなってかくとその場所に蚊にかまれたような皮膚面の盛り上がり(膨疹という)が生じるということ、第二はその発疹が数時間前後であとかたもなく消えてしまうということです。次々と別の部位に出てくる場合が多く、ひどい場合は地図状に融合します。
患者さんが外来受診時には発疹が全く消えてしまっていることも少なくありませんが、最近では携帯電話で発疹が出ているときの写真を撮って見せてくださる方も多く、診断の助けになります。また 1か月以上症状が続く蕁麻疹を慢性蕁麻疹と呼びます 。