「かゆみが強くて眠れない」「良くなったと思っても湿疹を繰り返す」「顔や首、ひじ、ひざの内側が赤くなりやすい」などのお悩みはありませんか。
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す、慢性的な皮膚の病気です。乳児から大人まで幅広い年代にみられ、乾燥しやすい肌質や体質、生活環境など、さまざまな要因が関係します。
堺市の皮ふ科眼科くめクリニックでは、皮膚科専門医が症状の出方や生活背景を丁寧に確認し、お一人おひとりに合わせた治療をご提案しています。一般皮膚科としての診療はもちろん、土曜日午後・日曜日の診療、往診など、地域に根差した医療を大切にしています。
アトピー性皮膚炎は、自己判断で薬をやめたり、保湿だけで様子をみたりすると長引いてしまうことがあります。つらいかゆみや繰り返す湿疹でお困りの方は、お早めにご相談ください。
アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が慢性的に繰り返す病気です。肌を守る力が弱くなりやすく、外からの刺激を受けやすいため、乾燥や汗、摩擦などで悪化しやすい特徴があります。
症状は、赤み、ぶつぶつ、かさかさ、じくじく、ごわごわした厚み、ひっかき傷など、さまざまな形であらわれます。かゆみが強いため掻いてしまい、さらに皮膚の状態が悪くなるという悪循環に陥りやすいことも特徴です。
また、乳児期からみられることが多い一方で、思春期以降や成人になってから発症することもあります。
このような症状はありませんか?
- 皮膚がかゆく、つい掻いてしまう
- 湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す
- 顔、首、ひじの内側、ひざの裏、手首などに湿疹が出やすい
- 肌が乾燥しやすく、粉をふいたようになる
- 赤み、ぶつぶつ、じくじく、かさぶたが続く
- 皮膚がごわごわと厚くなってきた
- 夜になるとかゆみが強くなり、眠りにくい
- 保湿をしてもなかなか落ち着かない
このような症状が続く場合は、アトピー性皮膚炎の可能性があります。
年齢によって症状の出やすい部位が異なります
乳児期
頭や顔から始まり、体や手足へ広がることがあります。頬の赤みやじくじく、耳のまわりのただれなどが目立つこともあります。
幼児期・学童期
首、ひじの内側、ひざの裏、手首、足首など、関節まわりに症状が出やすくなります。乾燥が目立ち、繰り返し掻くことで皮膚が厚くなることがあります。
思春期・成人期
顔、首、胸、背中など、上半身に症状が出やすい傾向があります。目のまわりや首の赤み、かゆみが長引く方も少なくありません。
アトピー性皮膚炎の原因と悪化因子
アトピー性皮膚炎は、ひとつの原因だけで起こる病気ではありません。体質、皮膚の乾燥、生活環境、日常の刺激などが重なって発症・悪化します。
主な要因として、次のようなものがあります。
- 乾燥しやすい肌質
- 皮膚のバリア機能の低下
- ご本人やご家族のアレルギー体質
- 汗、摩擦、衣類の刺激
- ダニ、花粉、ほこり、ペットなどの環境要因
- 化粧品、金属、外用剤などによるかぶれ
- 睡眠不足、疲れ、ストレス
- 季節の変化、気温差
乳児では食べ物が関係することもありますが、アトピー性皮膚炎だからといって、必ずしも食事だけが原因というわけではありません。自己判断で食事制限を行う前に、医師に相談することが大切です。
アトピー性皮膚炎の診断
アトピー性皮膚炎の診断は、症状の見た目だけでなく、出やすい部位、かゆみの強さ、繰り返す経過などを総合して行います。
診断の目安になるのは、主に次の3点です。
- かゆみがあること
- 特徴的な湿疹と分布があること
- 良くなったり悪くなったりを繰り返すこと
必要に応じて、アレルギーの背景や合併症の有無を確認しながら診療を進めます。似た症状の病気もあるため、長引く湿疹や治りにくいかゆみは自己判断せず、皮膚科での診察をおすすめします。
アトピー性皮膚炎の治療
アトピー性皮膚炎の治療では、炎症を抑えること、肌を守ること、悪化しやすい要因を減らすことが大切です。
治療の目標は、症状がない、もしくはごく軽く、日常生活に支障がない状態を目指し、それを維持していくことです。
1.炎症を抑える治療
赤みやかゆみ、湿疹が強い時には、炎症をしっかり抑える治療が必要です。症状の強さや部位に応じて、塗り薬を使い分けます。
主に用いられる治療には、次のようなものがあります。
- ステロイド外用薬
- タクロリムス軟膏
- 非ステロイド性の外用薬
- かゆみに対する内服薬
「ステロイドが心配」と感じる方もいらっしゃいますが、症状や部位に合わせて適切に使うことが大切です。自己判断で少量しか塗らない、急に中止する、長く我慢して悪化させる、といったことがかえって治りにくさにつながることがあります。
2.保湿とスキンケア
アトピー性皮膚炎では、保湿は治療の土台です。炎症を抑える治療を行っても、乾燥対策が不十分だと再び悪化しやすくなります。
日常のスキンケアでは、次の点が大切です。
- 入浴やシャワーで汗や汚れをやさしく落とす
- ゴシゴシこすらず、低刺激の洗浄剤を使う
- 入浴後はなるべく早く保湿剤を塗る
- 症状のない部位も含めて、乾燥しやすいところを保湿する
- 爪を短く整え、掻きこわしを防ぐ
3.症状が強い場合の治療選択肢
外用治療や保湿だけでは十分にコントロールできない場合には、症状の程度に応じて治療の幅を広げることがあります。
- 紫外線療法
- 内服治療
- 注射による治療
中等症から重症のアトピー性皮膚炎では、近年は治療の選択肢が広がっています。かゆみが強い、夜眠れない、日常生活に支障がある、長く治りにくいといった場合は、我慢せずにご相談ください。
日常生活で気をつけたいこと
アトピー性皮膚炎は、日常生活のちょっとした刺激で悪化することがあります。次のような点に気をつけることで、再発や悪化の予防につながります。
- 汗をかいたら早めに拭く、または洗い流す
- 肌着や衣類は刺激の少ないものを選ぶ
- 室内の乾燥を防ぐ
- 十分な睡眠を心がける
- ストレスをため込みすぎない
- 化粧品や外用剤がしみる時は使用を見直す
- 目のまわりをこすらない
顔や目のまわりの症状が強い方では、目の不調を伴うことがあります。目のかゆみや違和感がある場合も早めの受診が大切です。
こんな時は早めにご相談ください
- かゆみが強く、眠れない
- 湿疹が広がってきた
- じくじくして痛い、しみる
- 市販薬でなかなか改善しない
- 顔や首、目のまわりの症状がつらい
- 皮膚が厚くごわごわしてきた
- 小さなお子さまの肌荒れが長引いている
- 何度も繰り返して不安がある
よくあるご質問
- 大人になってからでもアトピー性皮膚炎になりますか?
-
はい。小児期から続く方だけでなく、思春期以降や成人になってから発症することもあります。
- アレルギー検査だけで診断できますか?
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アレルギーの背景を確認することはありますが、診断は症状の出方、部位、経過などを総合して行います。
- 食べ物だけが原因ですか?
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食べ物が関係する場合もありますが、乾燥、体質、汗、摩擦、環境要因など、複数の要素が関わることが多いです。自己判断で過度な食事制限を行う前にご相談ください。
- 保湿だけで治りますか?
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保湿はとても大切ですが、炎症が強い時には炎症を抑える治療を併用することが基本です。
- ステロイド外用薬が心配です
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症状や部位に合わせて適切に使用することで、治療効果を得ながら皮膚の状態を整えていきます。不安な点は診察時に丁寧にご説明します。
堺市でアトピー性皮膚炎の治療をお考えの方へ
アトピー性皮膚炎は、長く付き合っていくこともある病気ですが、正しい診断と適切な治療、毎日のスキンケアでコントロールを目指すことができます。
皮ふ科眼科くめクリニックでは、皮膚科専門医がアトピー性皮膚炎の診療を行い、年齢や症状、生活背景に合わせた治療をご提案しています。堺市で、かゆみ、湿疹、乾燥肌、繰り返す皮膚炎にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
土曜日午後・日曜日の診療、往診にも対応し、地域に根差した医療を大切にしています。