乾癬(かんせん)は、赤みのある盛り上がった発疹に、白い皮膚の粉のようなものがつく慢性の皮膚疾患です。医学的にはいくつかの種類がありますが、一般的に「乾癬」というと、最も多い尋常性乾癬を指すことが多く、頭皮、肘、膝、腰まわりなど、こすれやすい部位に出やすい特徴があります。かゆみを伴うこともあり、爪の変形や関節の症状を伴うこともありますz
乾癬は、人にうつる病気ではありません。見た目の変化が気になって受診をためらう方もおられますが、現在は外用薬、飲み薬、光線療法、生物学的製剤など治療の選択肢が増えており、症状に応じた治療が行われています。zzz
堺市の皮ふ科眼科くめクリニックでは、皮膚科専門医が乾癬の症状を丁寧に診察し、症状の程度や生活背景に合わせて治療をご提案します。乾癬がなかなか良くならない方、繰り返す方、関節の痛みも気になる方は、お気軽にご相談ください。
乾癬とは
乾癬は、体質的ななりやすさに加え、生活の乱れ、食生活、ストレス、肥満、感染症、特定の薬剤など、さまざまな要因が重なって発症すると考えられている病気です。良くなったり悪くなったりを繰り返しやすい慢性の病気ですが、適切な治療で症状が大きく改善したり、長く落ち着いた状態を保てたりすることがあります。
このような症状はありませんか
・赤みのある発疹がある
・白い皮膚の粉のようなものがつく
・頭皮のフケのような症状が気になる
・肘、膝、腰まわりに繰り返し発疹が出る
・かゆみがある
・爪が厚くなる、変形する
・関節の腫れや痛みが気になる
・市販薬ではなかなか良くならない
乾癬の主な原因と悪化要因
乾癬の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的ななりやすさに、環境要因が重なって発症すると考えられています。悪化要因としては、不規則な生活、食生活の乱れ、ストレス、肥満、感染症、こすれる刺激、引っかき刺激、特殊な薬剤などが知られています。
乾癬が出やすい部位
乾癬の発疹は全身のどこにでも出る可能性がありますが、特に頭皮、肘、膝、腰まわり、お尻、すねなど、慢性的に刺激を受けやすい部位に出やすいとされています。こすれる刺激で悪化しやすいため、強くこする洗い方や、締め付けの強い衣類には注意が必要です。
乾癬の主な種類
尋常性乾癬
最も多いタイプで、乾癬の約90%を占めます。赤みのある盛り上がった発疹に、白い皮膚の粉のようなものがつくのが特徴です。
滴状乾癬
のどの炎症などのあとに、しずく状の小さな発疹が急に増えるタイプです。
乾癬性紅皮症
発疹が全身に広がる重いタイプです。
汎発性膿疱性乾癬
膿をもった発疹が全身に出る重症のタイプです。
乾癬はうつりますか
乾癬はうつる病気ではありません。細菌やウイルスが原因で周囲に広がる病気ではないため、日常生活や接触で人にうつることはありません。見た目が気になって不安になる方も多い病気ですが、周囲に遠慮しすぎる必要はありません。
爪の症状や関節の症状について
乾癬では、皮膚の症状だけでなく、爪の変形や関節の痛み・腫れを伴うことがあります。関節症状は、皮膚の症状がそれほど強くなくても起こることがあり、放置すると関節の変形につながることもあります。手足の関節だけでなく、アキレス腱の付け根、足の裏、腰、背中、首などに痛みが出ることもあるため、皮膚症状に加えて関節の不調がある方は早めの相談が大切です。
皮膚科で行う乾癬の治療
乾癬の治療は一律ではなく、症状の広がりや重症度、生活背景に応じて選びます。一般的には、まず塗り薬から始めることが多く、主にステロイド外用薬、活性型ビタミンD3外用薬、その配合薬などが用いられます。
症状に応じて、飲み薬、光線療法、生物学的製剤などを検討します。光線療法では、ナローバンドUVBなどの治療が行われます。関節症状を伴う場合には、皮膚症状だけでなく関節症状も考慮した全身治療が必要になることがあります。
日常生活で気をつけたいこと
・規則正しい生活を心がける
・食事は偏りすぎず、バランスを意識する
・肥満を防ぐよう気をつける
・ストレスをため込みすぎない
・皮膚を強くこすらない
・かゆくても掻きこわさない
・締め付けの強い衣類を避ける
・自己判断で治療を中断しない
このようなときはご相談ください
・赤みや皮膚の粉のような症状が続いている
・頭皮のフケと思っていたが、なかなか良くならない
・肘や膝、腰まわりに繰り返し発疹が出る
・かゆみがつらい
・爪の変形が気になる
・関節の痛みや腫れがある
・市販薬では改善しない
・乾癬かどうか分からず不安がある
よくあるご質問
- 乾癬は治りますか
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乾癬は慢性で、良くなったり悪くなったりを繰り返しやすい病気です。ただし、治療によって発疹がきれいに消えたり、長く落ち着いた状態を保てたりすることがあります。症状が良くなってからも、悪化要因を避けながら治療を続けることが大切です。
- 乾癬は人にうつりますか
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いいえ、うつりません。接触や入浴、日常生活で周囲にうつる病気ではありません。
- 乾癬はかゆいですか
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かゆみを伴うことがあります。特に入浴後や、体が温まったとき、アルコールや香辛料の強い食事のあとにかゆみが出やすいことがあります。
- 関節が痛いのですが、乾癬と関係ありますか
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関係している可能性があります。乾癬では関節炎を伴うことがあり、皮膚症状が軽くても関節症状が強いことがあります。放置すると関節の変形につながることもあるため、早めにご相談ください。
堺市で乾癬のご相談は皮ふ科眼科くめクリニックへ
皮ふ科眼科くめクリニックは、堺市の皮膚科・美容皮膚科として、地域に根差した診療を行っています。皮膚科専門医が乾癬の症状を丁寧に診察し、塗り薬から全身治療まで、状態に応じた治療をご提案します。乾癬は人にうつる病気ではなく、適切な治療で症状のコントロールを目指せる病気です。気になる症状がある方は、お早めにご相談ください。
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