神経の痛みが続いてお困りの方へ。
タリージェは、神経障害性疼痛に使われる飲み薬です。痛みやしびれ感が続き、日常生活に支障が出ている場合に、治療の選択肢の一つになります。
堺市の皮ふ科眼科くめクリニックでは、皮膚科専門医が在籍し、最新の医療から往診まで地域に根差した医療を20年以上続けています。
また、タリージェは当院で治験に関わった薬剤でもあります。診察では、現在の症状やこれまでの治療経過を確認しながら、適応があるかを丁寧に判断します。
皮膚科では、帯状疱疹のあとに痛みが残る場合など、神経の痛みについてご相談いただくことがあります。
このページでは、正式な適応である神経障害性疼痛について、患者さん向けにわかりやすくご案内します。

タリージェはどのようなお薬ですか
タリージェは、神経の痛みを和らげる飲み薬です。
神経の興奮を抑えることで、痛みの伝わり方をやわらげ、症状の改善を目指します。
ただし、タリージェは痛みの原因そのものを治す薬ではなく、痛みをやわらげる対症療法のお薬です。
そのため、痛みの原因となっている病気の診断や治療もあわせて大切になります。
タリージェの適応
タリージェの効能又は効果は、神経障害性疼痛です。
神経障害性疼痛とは、神経が傷んだり、神経の働きに異常が起こったりすることで生じる痛みのことです。
「ピリピリする」「ジンジンする」「焼けるように痛い」「しびれるように痛い」と表現されることがあります。
当院では、症状の内容、痛みの経過、原因となる病気の有無、生活への影響などを確認しながら、タリージェが適しているかを判断します。
当院とタリージェ
当院は、タリージェの治験に関わった経験があります。
そのため、治療の流れや注意点、副作用への配慮も含めて、患者さん一人ひとりの状態に合わせたご相談を大切にしています。
ただし、すべての方にこの薬が最適というわけではありません。
診察では、現在の痛みの状態、腎機能、妊娠の可能性、授乳中かどうか、併用中のお薬などを確認しながら、総合的に判断します。
タリージェの適応年齢
タリージェの添付文書では、通常、成人に対する用法用量が定められています。
一方で、小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。
そのため、ホームページでは、基本は成人を対象とした治療としてご案内するのが分かりやすいです。
高齢の方では、腎機能が低下していることが多いため、飲む量や回数を調整しながら慎重に使用します。
また、めまい、眠気、意識消失などにより転倒しやすくなることがあるため、特に注意が必要です。
タリージェの用法用量
基本の用法用量
通常、成人には、初期用量として1回5mgを1日2回飲みます。
その後、1週間以上の間隔をあけて1回量を5mgずつ増量し、1回15mgを1日2回まで増やしていきます。
なお、年齢や症状に応じて、1回10mgから15mgの範囲で調整し、1日2回服用します。
飲み方の流れ
| 時期 | 1回量 | 回数 |
|---|---|---|
| 開始時 | 5mg | 1日2回 |
| 1週間以上後 | 10mg | 1日2回 |
| さらに1週間以上後 | 15mg | 1日2回 |
| 維持量 | 10mg〜15mg | 1日2回 |
腎機能が低下している方
腎機能に障害がある方では、飲む量や服用間隔を調整します。
腎臓が悪い方や透析を受けている方は、必ず事前にご相談ください。
高齢の方
高齢の方でも、腎機能や体調に応じて飲む量や回数が調整されます。
特に飲み始めや増量時は、ふらつきや眠気に注意しながら慎重に使用します。
タリージェ錠とOD錠について
タリージェには、通常の錠剤のほかに、OD錠があります。
OD錠は口の中で溶かして飲めるタイプのお薬で、水なしでも服用できます。
ただし、口の中で崩れたあとは、唾液または水・ぬるま湯で飲み込む必要があります。
寝たままで飲む場合は、水またはぬるま湯と一緒に飲みます。
飲むときの注意点
- 医師の指示どおりに服用してください
- 自己判断で中止したり、量を増減したりしないでください
- 急に中止すると、不眠、吐き気、下痢、食欲不振などがあらわれることがあります
- 飲み忘れた場合は、気付いた時に1回分を飲みます
- 次の服用時間が近い場合は1回とばし、次の時間に1回分だけ飲みます
- 2回分をまとめて飲んではいけません
使用中に気をつけること
タリージェでは、めまい、眠気、意識消失などが起こることがあります。
そのため、服用中は自動車の運転や危険を伴う機械の操作を避けることが大切です。
また、次のような点にも注意が必要です。
- 体重が増えることがあるため、長期使用では体重の変化に注意します
- 弱視、視覚異常、霧視、複視などの目の症状が出ることがあります
- アルコールは薬の影響を強めることがあるため、飲酒は控えます
- 他の医療機関を受診する際は、タリージェを服用中であることを伝えてください
使用前に確認していること
タリージェは、診察のうえで適応を慎重に判断するお薬です。
当院では、主に次のような点を確認しています。
- 痛みの部位や続いている期間
- 痛みの性質
- 痛みの原因となる病気の有無
- 腎機能の状態
- 妊娠中または妊娠の可能性
- 授乳中かどうか
- ほかの医療機関で使っている薬
- 飲酒習慣の有無
妊娠・授乳について
妊婦さん、または妊娠している可能性がある方には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与されます。
妊娠中の方や妊娠の可能性がある方は、必ず事前にご相談ください。
授乳中の方も、治療上の必要性と母乳栄養の有益性を考慮して判断します。
授乳中の場合も、受診時に必ずご相談ください。
副作用について
タリージェでは、比較的よくみられる副作用として、次のようなものがあります。
- 眠気
- めまい、ふらつき
- 霧がかかったような見え方
- 便秘
- むくみ
- 体重増加
- 発疹
重大な副作用
重大な副作用として、次のようなものが報告されています。
- めまい
- 傾眠
- 意識消失
- 肝機能障害
- 腎機能障害
早めに相談したい症状
次のような症状がある場合は、早めに医師へご相談ください。
- 強い眠気やふらつき
- ぼんやりして意識が遠のく感じ
- 体がだるい、食欲がない
- 尿の量が減る
- むくみが強い
- 目の見え方がおかしい
- 発疹が出た
このような方はご相談ください
- 神経の痛みが続いている方
- 帯状疱疹のあとに痛みが残っている方
- ピリピリ、ジンジンする痛みで困っている方
- 眠れないほど痛みがつらい方
- タリージェが自分に合うか知りたい方
よくあるご質問
- タリージェは何歳から使えますか
-
添付文書では、通常、成人に対する用法用量が定められています。
小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。 - タリージェは1日何回飲みますか
-
通常は1日2回です。
最初は1回5mgから始めて、1週間以上あけながら少しずつ増量します。 - タリージェは急にやめてもいいですか
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自己判断で急に中止しないでください。
急にやめると、不眠、吐き気、下痢、食欲不振などがあらわれることがあります。 - タリージェを飲んでいると運転できますか
-
めまい、眠気、意識消失などが起こることがあるため、服用中は自動車の運転など危険を伴う作業を避けることが大切です。
- お酒を飲んでも大丈夫ですか
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アルコールは薬の影響を強めることがあるため、飲酒は控えてください。
- OD錠はどう飲みますか
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口の中で溶かして飲めますが、崩れたあとは唾液や水、ぬるま湯で飲み込みます。
寝たままで飲む場合は、水またはぬるま湯と一緒に飲んでください。