ウルセラリフトとは
ウルセラリフトは、一般に高密度焦点式超音波治療として説明されます。皮膚表面を削る治療ではなく、狙った深さに超音波エネルギーを集中的に届けて、組織へ熱作用を与えることで、肌の引き締まり感やしわの改善を目指します。ウルセラシステムでは、皮膚表面から最大8ミリメートルまでの深さを超音波画像で確認し、骨などを避けながら適切な深さへ照射する仕組みが示されています。
また、日本の診療指針では、HIFUは2009年に眉のリフトアップ、続いて顎下・頚部のリフトアップ、デコルテのしわ改善で米国FDAの認可を受け、そのほか眼の周囲や顔面下側でも効果がみられると整理されています。つまり、ウルセラリフトは、眉、顎下、首まわりを中心に、顔全体のたるみ感の相談へつながる施術として理解するとわかりやすいです。
こんなお悩みはありませんか
- 眉まわりが下がって見える
- 顎下やフェイスラインのもたつきが気になる
- 首まわりのたるみ感が気になる
- デコルテのしわが気になる
- 切る治療や注射には抵抗がある
- 自然な変化を少しずつ目指したい
公式案内では、ウルセラの適応は眉、首、顎下、デコルテが中心で、患者向け案内では軽度から中等度の皮膚のゆるみがある方が相談しやすいとされています。一般的には、三十代以降で「何となく引き締まりがなくなってきた」と感じる頃から相談につながりやすい施術です。
ウルセラリフトで相談されること
眉まわりの引き上げ感
ウルセラリフトでまずよく知られているのが、眉まわりの引き上げ感です。公式案内でも、ウルセラシステムは眉を引き上げる非外科的治療として示されています。まぶたそのものを切る施術ではありませんが、眉まわりが少し持ち上がって見えることで、目元の印象がすっきり見えることがあります。
顎下・首まわりのたるみ感
ウルセラリフトは、顎下や首まわりのゆるみ感でも相談されることが多い施術です。公式適応でも、顎下と首のゆるみの改善が示されています。首と顎下は、年齢とともに輪郭のもたつきが出やすい部位であり、切らずに少しずつ整えたい方に向いた相談内容です。
デコルテのしわ
ウルセラリフトは、デコルテのしわでも適応が示されています。公式案内では、デコルテの線状のしわ改善が適応として掲載されており、顔だけでなく首から胸元にかけての年齢サインの相談にもつながる施術です。
しわ・たるみ治療の選択肢として
日本の美容医療診療指針では、高密度焦点式超音波治療は、外科手術や注入剤を用いた治療に及ばないものの、合併症の危険性が低く、しわ・たるみ治療の選択肢のひとつとして弱く推奨できるとされています。つまり、ウルセラリフトは、大きく変える治療というより、切らずにしわ・たるみ感の改善を目指す選択肢として考えるのが自然です。
ウルセラリフトの特徴
ウルセラリフトの特徴は、皮膚表面を傷つけずに、深い層へ超音波エネルギーを届けられることです。さらに、ウルセラシステムでは超音波画像を見ながら深さを確認できるため、適切な層へ照射しやすい設計になっています。
また、公式患者向け案内では、大きなダウンタイムはなく、施術後すぐに通常の生活へ戻れるとされています。一方で、まったく無反応というわけではなく、赤み、腫れ、痛み、一時的なしびれなどが起こることがあります。こうした点も含めて、比較的受けやすい一方で、医療機関で適切に行うことが大切な施術です。
施術回数と経過の目安
ウルセラリフトは、1回の施術で意味のある変化を感じる方が多いと案内されています。ただし、結果の出方には個人差があり、施術直後に少し引き締まった印象を感じることがあっても、本来の変化は2〜3か月かけて現れてくるとされています。これは、体内のコラーゲンやエラスチンの変化が時間をかけて進むためです。
また、公式案内では、1回の施術で1年以上効果が続くことがあるとされています。ただし、これはすべての方に同じように当てはまるわけではなく、年齢、たるみの程度、生活習慣などでも変わります。実際には、今の状態と目標に合わせて、必要に応じて時期を見ながら相談していくことが大切です。
施術前に確認したいこと
ウルセラリフトを受ける前には、今の肌状態や既往歴が施術に向いているかどうかを確認することが大切です。ウルセラシステムの使用説明書では、治療部位に開いた傷や病変がある方、強いニキビやのう胞性ニキビがある方、ペースメーカーや除細動器などの作動中の埋め込み機器がある方、治療部位に金属インプラントがある方は禁忌とされています。
さらに、妊娠中・授乳中の方、小児、出血傾向のある方などについては十分な評価がされていないこと、フィラーの上へ直接照射することは推奨されないことも示されています。首では甲状腺、気管、主要な血管や神経、眼の周囲を避ける必要があるため、施術は解剖を理解した医療者のもとで行うことが重要です。
施術後の経過と注意点
ウルセラリフト後の一般的な反応としては、赤み、軽い腫れ、線状のむくみ、施術中や施術後の痛み、押したときの圧痛などがあります。使用説明書では、赤みは数時間程度、腫れは3〜72時間程度、線状のむくみは1週間程度、圧痛は数日から2週間程度で落ち着くことが多いとされています。
また、一時的なしびれや感覚の違和感が出ることがあり、臨床試験では4日から5週間程度で改善することが多いとされています。臨床試験では永久的な神経障害は報告されていませんが、市販後安全情報では、熱傷、水疱、瘢痕、脂肪やボリュームの減少、左右差、しびれ、筋力低下、視覚変化などが報告されており、まれでも強い症状がある場合は早めの相談が必要です。
当院のウルセラリフト
皮ふ科眼科くめクリニックでは、皮膚科専門医が、今のたるみ感やしわのお悩みを確認しながら、ウルセラリフトが向いているのか、ほかの施術や外用治療を優先したほうがよいのかを丁寧にご相談します。ウルセラリフトは、眉、顎下、首、デコルテを中心に相談される施術ですが、たるみの程度や目標によっては別の治療がより向いていることもあります。
最新の医療から往診まで、地域に根差した医療を20年以上続けてきたクリニックとして、一般皮膚科と美容皮膚科の両面から、わかりやすくご案内いたします。
堺市でウルセラリフトをご検討の方は、皮ふ科眼科くめクリニックへご相談ください。
ウルセラリフトのよくある質問
- ウルセラリフトとは何ですか?
-
ウルセラリフトは、高密度焦点式超音波を用いて、皮膚の深い層へ点状に熱を届け、しわやたるみ感を整えていく非外科的な施術です。ウルセラシステムでは、眉、顎下、首、デコルテへの適応が示され、超音波画像で深さを確認しながら照射できることが特徴です。
- どんな悩みに向いていますか?
-
主に、眉まわりの下がり感、顎下や首のもたつき、デコルテのしわで相談されることがあります。患者向け案内では、軽度から中等度の皮膚のゆるみがある方が候補とされています。
- 痛みはありますか?
-
痛みの感じ方には個人差がありますが、施術中に一時的な痛みや違和感が出ることがあります。使用説明書では、施術中の不快感や、施術後の圧痛が数日から2週間程度続くことがあるとされています。
- ダウンタイムはありますか?
-
一般に大きなダウンタイムは少なく、公式案内では施術後すぐに通常の生活に戻れるとされています。ただし、赤みや腫れ、軽いむくみなどが一時的に出ることはあります。
- 何回くらい必要ですか?
-
公式案内では、1回の施術でも意味のある変化が期待できるとされています。ただし、結果には個人差があり、変化の出方や今後の治療計画は肌状態によって異なります。
- 効果はいつ頃わかりますか?
-
施術直後に少し変化を感じることがあっても、本格的な変化は2〜3か月かけて現れるとされています。これは、体内のコラーゲンやエラスチンの変化に時間がかかるためです。
- 効果はどれくらい続きますか?
-
公式案内では、1回の施術で1年以上効果が続くことがあるとされています。ただし、持続期間には個人差があります。
- 受けられないことはありますか?
-
あります。開いた傷や病変、強いニキビ、治療部位の金属インプラント、ペースメーカーや除細動器がある場合は適さないとされています。妊娠中・授乳中については十分な評価がされていません。
- リスクはありますか?
-
あります。一般的には赤み、腫れ、痛み、圧痛、一時的なしびれなどが報告されており、まれに熱傷、瘢痕、脂肪の減少、左右差、筋力低下、視覚変化などが市販後に報告されています。強い症状がある場合は早めの相談が必要です。