堺市でニキビ跡のご相談・治療なら皮ふ科眼科くめクリニック|皮膚科専門医在籍

ニキビ跡は、ひとつの状態だけを指す言葉ではありません。日本皮膚科学会のガイドラインでは、ニキビの炎症が落ち着いたあとに残るものとして、炎症後の紅斑陥凹(凹み)隆起(盛り上がり)色素沈着が整理されています。アメリカ皮膚科学会も、一般に「ニキビ跡」と思われがちな平らな赤みや茶色い跡の中には、真の瘢痕ではなく炎症後色素沈着などが含まれると案内しています。つまり、ニキビ跡は種類によって治療の考え方が異なります。

堺市の皮ふ科眼科くめクリニックでは、皮膚科専門医が、今もニキビが続いているのか、赤みが中心なのか、色素沈着なのか、凹みや盛り上がりがあるのかを丁寧に確認しながら診療します。最新の医療から往診まで、地域に根差した医療を20年以上続けてきたクリニックとして、一般皮膚科と美容皮膚科の両面からご相談をお受けしています。

目次

ニキビ跡とは

ニキビ跡は、ニキビの炎症が強かったり、長引いたりしたあとに残る皮膚の変化です。日本皮膚科学会は、強い炎症によって毛穴の周囲の皮膚が傷害されると、凹んだ跡や盛り上がった跡が残ることがあると説明しています。アメリカ皮膚科学会でも、深いニキビのあとに瘢痕ができやすく、凹みが残るタイプが多いと案内しています。

また、すべてのニキビが同じように跡になるわけではありません。一方で、いったんできた本当の瘢痕は、時間とともに目立ちにくくなることはあっても、自然に完全には消えにくいとされています。だからこそ、ニキビが続いている段階から早めに治療することが大切です。


ニキビ跡の主な種類

炎症後紅斑(赤み)

ニキビの炎症が治まったあとに、平らな赤みがしばらく残ることがあります。日本皮膚科学会では、これは炎症後紅斑として、炎症所見が消えたあとに一時的に残る赤みと定義されています。平らな赤みは時間とともに軽くなることがありますが、気になる期間が長くなることもあります。

炎症後色素沈着(茶色い跡)

ニキビが治ったあとに、茶色っぽい跡が残ることがあります。アメリカ皮膚科学会は、こうした平らな色素斑の多くは真の瘢痕ではなく、炎症後色素沈着だと案内しています。赤みや色素沈着は、凹みや盛り上がりとは違い、時間とともに薄くなっていくことがあります。

萎縮性瘢痕(凹み)

皮膚がへこんで見えるニキビ跡は、萎縮性瘢痕です。アメリカ皮膚科学会では、凹みのあるニキビ跡として、アイスピック型、ローリング型、ボックスカー型などが紹介されています。凹みの深さや形で向いている施術が変わるため、見た目が似ていても同じ治療になるとは限りません。

肥厚性瘢痕・ケロイド(盛り上がり)

盛り上がったニキビ跡は、肥厚性瘢痕ケロイドとしてみられることがあります。アメリカ皮膚科学会では、盛り上がりのあるニキビ跡は、皮膚が治る過程でコラーゲンが過剰に作られたときに起こると説明しています。あごのラインや胸、背中などに出やすいことがあります。


こんなお悩みはありませんか

  • ニキビが治ったのに赤みが残る
  • 茶色い跡がなかなか薄くならない
  • 頬やこめかみに凹みがある
  • あごや背中に盛り上がった跡がある
  • 今もニキビができていて、跡も気になる
  • 自分のニキビ跡がどの種類かわからない

ニキビ跡は、赤み・色素沈着・凹み・盛り上がりで治療の考え方が変わります。まずはどのタイプが中心かを見分けることが大切です。


ニキビ跡ができる原因

ニキビ跡ができやすくなる大きな要因は、炎症の強さです。日本皮膚科学会は、強い炎症が毛穴周囲の皮膚を傷つけることで瘢痕が残ると説明しています。アメリカ皮膚科学会でも、嚢腫や結節のような深いニキビは跡になりやすいと案内しています。

また、つぶす、ひっかく、触り続けるといった刺激も悪化要因です。アメリカ皮膚科学会は、ニキビをつぶしたり引っかいたりすると炎症が強まり、瘢痕や色素変化のリスクが上がると案内しています。日本皮膚科学会Q&Aでも、自分で潰すと皮脂をうまく出せず、かえって炎症が悪化することがあると説明しています。


ニキビ跡の治療

まず大切なのは、新しいニキビを止めること

ニキビ跡の治療は、今ある跡だけを見るのではなく、新しいニキビを増やさないことがとても重要です。アメリカ皮膚科学会は、瘢痕治療は通常、ニキビがコントロールされてから始めると案内しています。日本皮膚科学会の2023年ガイドラインでも、炎症が落ち着いたあとの維持療法として、アダパレン過酸化ベンゾイル配合ゲルが強く推奨されています。

赤み・色素沈着が中心の場合

平らな赤みや茶色い跡は、凹みや盛り上がりとは治療の考え方が異なります。アメリカ皮膚科学会では、こうした平らな色素斑は多くが真の瘢痕ではなく、時間とともに薄くなることがあると案内しています。必要に応じて、レチノイドやサリチル酸などの外用が選択肢になることがあります。

凹みがある場合

凹みのあるニキビ跡では、ケミカルピーリング、レーザー、マイクロニードリング、ラジオ波、瘢痕手術、フィラーなどが選択肢になります。アメリカ皮膚科学会は、凹みのある瘢痕では複数の治療を組み合わせることがあると案内しています。日本皮膚科学会の2023年ガイドラインでは、萎縮性瘢痕に対する充填剤注射や高濃度グリコール酸・トリクロロ酢酸を用いたケミカルピーリングは「行ってもよいが推奨はしない」とされ、レーザー治療も選択肢にはなるが、本邦での検討不足や保険適用外であることから推奨はしないとされています。過度に期待を煽るのではなく、跡の深さや肌質に応じて慎重に選ぶことが大切です。

盛り上がりがある場合

盛り上がりのあるニキビ跡では、凹みの治療とは別の考え方が必要です。アメリカ皮膚科学会は、肥厚性瘢痕にはレーザーや副腎皮質ステロイドの注射などが使われることがあると案内しています。日本皮膚科学会の2023年ガイドラインでも、肥厚性瘢痕に対するステロイド局所注射は選択肢のひとつとして推奨されています。ケロイドでは、注射、レーザー、冷凍療法、手術などを組み合わせることがあります。

施術後のケア

ニキビ跡の施術後は、紫外線対策こすらないケアが大切です。アメリカ皮膚科学会は、施術後の肌には毎日日焼け止めを使い、日焼けを避けることで色素沈着を防ぎやすくなると案内しています。施術を受けるかどうかだけでなく、施術後のケアまで含めて考えることが重要です。


ニキビ跡を残しにくくするために

ニキビ跡を残しにくくするためには、ニキビが軽いうちから治療することつぶさないこと炎症を長引かせないことが大切です。アメリカ皮膚科学会は、早い段階からニキビを治療し、つぶしたり引っかいたりしないことが瘢痕予防につながると案内しています。日本皮膚科学会Q&Aでも、できるだけ早く治療を開始し、良くなった状態を維持することがニキビ痕の予防につながると説明しています。


当院のニキビ跡診療

皮ふ科眼科くめクリニックでは、皮膚科専門医が、今もニキビが続いているのか赤みや色素沈着が中心なのか凹みや盛り上がりがあるのかを丁寧に確認しながら、治療方針をご相談します。ニキビ跡は見た目が似ていても中身が異なるため、ひとりひとりで考え方が変わります。

最新の医療から往診まで、地域に根差した医療を20年以上続けてきたクリニックとして、一般皮膚科と美容皮膚科の両面から、ニキビ跡のお悩みに丁寧に対応しています。堺市でニキビ跡が気になる方、何から始めればよいか迷っている方は、皮ふ科眼科くめクリニックへご相談ください。


ニキビ跡のよくある質問

ニキビ跡は自然に治りますか?

種類によります。平らな赤みや茶色い跡は、時間とともに目立ちにくくなることがあります。一方で、凹みや盛り上がりなどの真の瘢痕は、自然に完全に消えることはあまり期待しにくいとされています。

ニキビがまだできていても、ニキビ跡治療はできますか?

まずは新しいニキビを抑える治療が大切です。アメリカ皮膚科学会は、瘢痕治療は通常、ニキビをコントロールしてから始めると案内しています。新しい炎症が続くと、せっかく治療してもまた跡が増えやすくなります

凹みのあるニキビ跡にはどんな治療がありますか?

凹みのあるニキビ跡では、ピーリング、フラクセルなどが選択肢になります。どれが向いているかは、凹みの深さや種類、肌質で変わります。

盛り上がったニキビ跡にはどんな治療がありますか?

盛り上がりでは、ステロイド局所注射、レーザー、冷凍療法、手術などが検討されます。日本皮膚科学会では、肥厚性瘢痕に対するステロイド局所注射を選択肢のひとつとして推奨しています。

ニキビ跡の治療は保険がききますか?

施術内容によりますが、ケミカルピーリング、レーザー治療などは保険適用外になることがあります。日本皮膚科学会の2023年ガイドラインでも、萎縮性瘢痕に対する充填剤注射やケミカルピーリング、レーザー治療では保険適用外であることへの配慮が記載されています。

ニキビをつぶすとニキビ跡になりやすいですか?

なりやすくなります。アメリカ皮膚科学会は、つぶす・引っかく・こすることで炎症が強くなり、瘢痕や色素沈着のリスクが上がると案内しています。日本皮膚科学会Q&Aでも、自分で潰すと炎症が悪化することがあると説明しています。

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