堺市で保険適用のVビームレーザー治療なら皮膚科専門医在籍の皮ふ科眼科くめクリニック

Vビームレーザーは、赤いあざや血管の病変を治療するための色素レーザーです。PMDAの電子添文では、VbeamⅡは595nmのフラッシュランプ励起式パルスダイレーザーで、血管を光加熱分解することで障害血管を破壊し、皮膚の色調改善を目的とする装置とされています。

日本の保険診療では、色素レーザー照射療法は単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症に対して行った場合に算定され、単なる美容目的では保険適用になりません。 このページでは、自費の赤み治療とは分けて、保険適用で説明しやすい内容だけをまとめています。

堺市の皮ふ科眼科くめクリニックでは、皮膚科専門医が、保険適用になる病変かどうか、Vビームレーザーが適しているかどうかを丁寧に確認しながらご案内します。赤あざが気になる方、乳児血管腫の治療を相談したい方、(疾患としての)毛細血管拡張症が気になる方は、お気軽にご相談ください。

目次

保険適用のVビームレーザーとは

Vビームレーザーは、血液中のヘモグロビンに反応しやすい波長を使って、異常な血管を選択的に治療するレーザーです。VbeamⅡの電子添文では、皮膚良性血管病変治療用レーザー装置として承認されており、使用目的は単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症の治療と明記されています。

また、VbeamⅡには皮膚を冷却する機構が組み込まれており、照射時の皮膚負担を減らしながら治療する設計になっています。

このページで扱う保険適用の対象

保険診療のルールでは、色素レーザー照射療法は次の病気に対して算定されます。

単純性血管腫
苺状血管腫
毛細血管拡張症

この3つが、保険適用のVビームレーザーを説明するうえで基本となる病気です。

保険適用になる主な病気

単純性血管腫

単純性血管腫は、現在では毛細血管奇形とも呼ばれ、生まれたときからみられる平らな赤あざです。日本形成外科学会では、自然に消えることはなく、ゆっくり色が濃くなったり、大きくなったりすることがあると案内しています。小児では、色素レーザー治療が第一選択とされ、早期照射が勧められる傾向があります。

顔だけでなく、頭、首、体幹、手足などさまざまな部位にみられます。VbeamⅡの電子添文でも、顔面、頸部・頭部、体幹・四肢の単純性血管腫に対する設定例が示されています。

苺状血管腫

苺状血管腫は、現在では乳児血管腫と呼ばれることが多い病気です。日本形成外科学会では、基本的には経過観察のみでよくなることが多いとしつつ、最近では早期からプロプラノロール内服や色素レーザー治療を行うことがあると案内しています。乳児血管腫は自然消退することがありますが、残存病変が問題になることもあり、早期治療で後遺症を軽くする考え方もあります。

特に、部位や大きさによっては、経過観察だけでなく早めの治療介入が望ましい場合があります。

毛細血管拡張症

毛細血管拡張症は、皮膚の表面近くの細い血管が広がって透けて見える状態です。MSDマニュアルでは、皮膚表面付近にある血管が拡張し、しばしば蛇行して見える状態と説明されています。顔の細い赤い血管が気になる方などが代表的です。

ただし、顔の赤みがすべて保険適用になるわけではありません。保険診療では、医師が(疾患としての)毛細血管拡張症と判断し、色素レーザー照射療法の対象と認められる場合に限られます。単なる美容目的の赤み治療は、保険適用になりません。

Vビームレーザーの仕組み

Vビームレーザーは、595nmのレーザー光を血管に集中的に反応させることで、異常な血管を治療する機器です。PMDAの電子添文では、レーザー光を照射して血管を光加熱分解し、障害血管を破壊して皮膚の色調を改善するとされています。

このため、赤みの原因が「異常な血管」である病変には向いていますが、赤みの原因が別にある場合には適さないことがあります。保険適用かどうかだけでなく、病変の種類に合っているかの確認が重要です。

治療の流れ

保険適用のVビームレーザー治療では、まず診察で保険適用の対象病変かどうかを確認します。そのうえで、病変の部位、広さ、色の強さ、盛り上がりの有無、年齢などをみながら、治療方針を決めていきます。

PMDAの電子添文では、小範囲にテスト照射を行い、2週間後の反応を確認したうえで最適な照射条件を決め、本照射へ進むことが示されています。実際には、皮膚の反応をみながら、無理のない範囲で照射条件を調整していきます。

また、病変の一部ずつ照射したり、全体に数回に分けて照射したりすることがあります。保険診療上は、こうした治療を**「一連」**として扱い、概ね3か月間の治療過程として算定します。

痛みについて

Vビームレーザーは、輪ゴムではじかれるような刺激や熱感を感じることがあります。部位や年齢によっては、痛みを和らげる工夫を行うことがあります。PMDA資料では、皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和として表面麻酔薬が用いられることが示されており、Vビームでの使用実績も含まれています。

治療後の反応

治療後は、一時的に赤み、腫れ、紫斑、痛みなどが出ることがあります。PMDAの電子添文では、その他の有害事象として、水疱形成、痂皮形成、色素沈着、色素脱失、瘢痕形成、紫斑、紅斑、浮腫、疼痛、掻痒感などが挙げられています。

単純性血管腫などでは、治療で色調が改善しても、厚みや隆起が残ることがあるため、病変の状態によっては手術など別の選択肢も含めて治療方針を考えることがあります。

治療後の注意点

治療前後は、日焼けを避け、十分な遮光を行うことが重要です。PMDAの電子添文でも、合併症のリスクを減らすために、治療前後の日焼け予防と遮光が大切とされています。治療後は必要に応じて照射部位を冷やして反応を和らげます。

また、治療部位は清潔かつ乾燥した状態を保つことが勧められています。

保険診療で大切なポイント

保険診療のVビームレーザーで大切なのは、保険適用になる病気かどうかをきちんと確認することです。厚生労働省のルールでは、色素レーザー照射療法は単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症に対して行った場合に算定され、単なる美容目的では算定できません。

そのため、同じ「赤み」でも、保険ページで説明する内容と、自費ページで説明する内容は分けて考えることが大切です。今回は、保険診療の範囲に絞ってご案内しています。

治療を受けられないことがある場合

Vビームレーザーは、すべての方にそのまま行えるわけではありません。PMDAの電子添文では、皮膚悪性腫瘍がある部位、光線過敏症のある方、活動性の単純ヘルペス病変がある部位、開放創や感染のある皮膚、日焼けや色素沈着が強い部位、刺青のある皮膚などは使用しないこととされています。

また、妊婦または妊娠の可能性がある方には慎重適用とされています。光過敏症を起こす薬を服用中の方や、ケロイド体質の方なども、事前に医師へ伝えることが大切です。

よくあるご質問

保険適用になるのは、どのような病気ですか

現在の保険診療では、色素レーザー照射療法は単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症が対象です。診断名と病変の性質によって保険適用かどうかが決まります。

顔の赤みなら、すべて保険適用ですか

いいえ。保険適用になるのは、毛細血管拡張症など保険診療の対象疾患として診断される場合です。単なる美容目的の赤み治療は、保険適用になりません。

1回で終わりますか

病変の種類や広さ、反応によって異なります。対象部位の一部ずつ照射したり、全体を数回に分けたりすることがあり、保険診療上は概ね3か月間の「一連」の治療過程として扱われます。

子どもでも受けられますか

はい。単純性血管腫や乳児血管腫では、小児期からレーザー治療が行われています。特に単純性血管腫では、小児で早期照射が推奨される傾向があります。

紫色のあざのようになりますか

治療後に紫斑が出ることがあります。これはVビームレーザーの有害事象として電子添文にも記載されています。出方には個人差があり、病変や設定によっても変わります。

堺市で保険適用のVビームレーザー治療のご相談は皮ふ科眼科くめクリニックへ

皮ふ科眼科くめクリニックは、堺市の皮膚科・美容皮膚科として、地域に根差した診療を行っています。皮膚科専門医が、保険適用のVビームレーザー治療について、単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症のどれにあたるのかを丁寧に確認し、病変の状態に合わせてご案内します。

最新の医療から往診、土曜日の午後・日曜日の診療と地域に根差した医療を行っています。
保険適用のVビームレーザー治療をご希望の方、赤あざや血管の赤みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

目次