皮膚悪性腫瘍は、一般に皮膚がんとも呼ばれ、皮膚にできる悪性腫瘍の総称です。代表的なものには、基底細胞がん、有棘細胞がん、悪性黒色腫(メラノーマ)があり、そのほかに乳房外パジェット病、メルケル細胞がん、皮膚付属器がん、皮膚血管肉腫などがあります。なお、皮膚リンパ腫は通常の皮膚がんとは区別されます。
皮ふ科眼科くめクリニックは、大阪府堺市の皮膚科・美容・眼科のクリニックです。院長は日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で、土曜日午後・日曜日も診療しており、本人が移動できない場合は往診も相談可能です。皮膚のできもの、黒いしみ、治りにくい赤み、出血するしこりなど、皮膚悪性腫瘍が気になる症状にも対応しています。
皮膚悪性腫瘍とは
皮膚悪性腫瘍は、皮膚をつくる正常な細胞ががん化して起こる病気です。どの細胞ががん化したかによって種類が分かれ、メラノサイトががん化すると悪性黒色腫、角化細胞ががん化すると日光角化症・ボーエン病・有棘細胞がん、毛包ががん化すると基底細胞がん、アポクリン腺ががん化すると乳房外パジェット病になります。種類によって進み方や転移のしやすさ、治療法が異なるため、見た目だけで自己判断しないことが大切です。
主な種類
基底細胞がん
基底細胞がんは、皮膚悪性腫瘍の中でもよくみられるタイプです。見た目はほくろに似ていて、つやがあり、小さな黒い粒が集まったように見えることがあり、中央がへこんだり、少しの刺激で出血しやすくなったりします。顔にできやすく、転移はまれですが、放置すると少しずつ広がることがあります。
有棘細胞がん
有棘細胞がんは、赤く盛り上がるしこりや、ただれ、潰瘍としてみられることがあります。進行すると浸出液が出たり、においを伴ったりすることもあり、基底細胞がんより転移に注意が必要です。紫外線を多く浴びる部位や、やけど・傷あとなど慢性的な刺激が続いた部分に出ることがあります。
悪性黒色腫(メラノーマ)
悪性黒色腫は、色素細胞であるメラノサイトから生じる皮膚がんです。左右対称でない形、境界がギザギザしている、色むらがある、6mm以上、大きさや色や形が変化するといった特徴が手がかりになります。悪性度が高いタイプですが、早期に見つけて適切な治療につなげることが大切です。
乳房外パジェット病など
皮膚悪性腫瘍の中には、湿疹やいんきんたむしに似た赤くじくじくする病変としてみつかるものもあります。乳房外パジェット病では、赤みの中に茶色や白っぽい部分が混じることがあり、進行するとしこりを伴うこともあります。見た目がありふれた湿疹に似ていても、長引く場合は皮膚科での確認が大切です。
このような症状はありませんか
新しくできた黒いしみやほくろが大きくなる、赤いできものが盛り上がってくる、なかなか治らない湿疹のような赤みがある、出血しやすい、じゅくじゅくする、傷のように見えて長く治らない、硬く触れる、痛みや違和感が続く――このような変化は、皮膚悪性腫瘍でみられることがあります。**「いつもと違う」「前と違う」**という変化に気づいたら、早めに皮膚科で相談することが大切です。
原因と関係する要因
皮膚悪性腫瘍にはさまざまな種類があり、原因も一つではありませんが、日本皮膚科学会の一般向け解説では、紫外線、慢性炎症、治りにくく繰り返す傷などが関係するとされています。特に顔や手の甲など、長年日光にさらされやすい部位にできる皮膚がんもあります。日頃から紫外線対策を行うことは、予防のうえでも大切です。
皮膚科で行う検査
皮膚科では、まず病変の場所、色、形、硬さ、出血の有無、経過などを丁寧に確認します。色のついた病変では、拡大鏡検査(ダーモスコピー)で詳しく観察することがあり、悪性が疑われる場合は皮膚生検などで組織を調べて診断します。病気の種類や進み具合によっては、画像検査やリンパ節の評価が必要になることもあります。
皮膚悪性腫瘍の治療
治療は、病気の種類と進行度に応じて選びます。手術が中心となることが多く、基底細胞がんや早期の日光角化症、ボーエン病では手術で根治が期待できることがあります。進行した有棘細胞がんや乳房外パジェット病では、リンパ節の評価、放射線治療、薬物療法などを組み合わせることがあります。悪性黒色腫では、病期に応じて専門的な治療が必要になります。
早期発見のポイント
早期発見のためには、普段から自分の皮膚や手、爪をみることが大切です。日本皮膚科学会では、いつもと違うものが出てきた、黒い、赤い、硬い、痛いといった変化に気づいたら、安易に自己判断せず皮膚科専門医に相談するよう勧めています。頭皮や背中など自分で見にくい場所は、ご家族に見てもらうのも役立ちます。
よくあるご質問
- 皮膚悪性腫瘍と皮膚リンパ腫は同じですか
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同じではありません。皮膚に発生するがんという点では共通しますが、皮膚リンパ腫は悪性リンパ腫の一つで、通常の皮膚がんとは区別されます。ページを分けて考えるほうが分かりやすい疾患です。
- ほくろが全部危険ということですか
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そうではありません。多くのほくろは良性ですが、形が左右非対称、境界が不整、色むらがある、6mm以上、変化してきたといった特徴がある場合は、悪性黒色腫を含めて確認が必要です。気になる変化がある場合は、早めの受診がおすすめです。
- 傷や湿疹が治らないだけでも相談したほうがよいですか
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はい。皮膚悪性腫瘍の中には、湿疹に似るもの、傷のように見えるもの、じくじくするだけのものもあります。長引く赤み、かさぶた、ただれ、しこりは、見た目だけで決めつけず皮膚科で確認することが大切です。
堺市で皮膚悪性腫瘍のご相談は皮ふ科眼科くめクリニックへ
皮ふ科眼科くめクリニックでは、皮膚科専門医が、黒いしみやほくろの変化、赤いしこり、治らない湿疹、出血するできものなどを丁寧に診察します。土曜日午後・日曜日も診療しており、通院が難しい場合は往診も相談可能です。堺市で、皮膚悪性腫瘍、皮膚がん、気になるできものや長引く皮膚症状でお悩みの方はご相談ください。