酒さは、顔を中心に起こる慢性の炎症性皮膚疾患です。主な症状として、赤み、ほてり、毛細血管拡張、にきびのような赤いぶつぶつや膿をもつぶつぶつがみられます。寒暖差などの刺激で火照り感や刺激感が強くなることもあり、赤ら顔が長く続く原因のひとつです。
日本では、中高年以降の女性に多い傾向があるとされています。見た目の変化が気になりやすく、症状が長引くと日常生活での負担につながることもあります。
堺市の皮ふ科眼科くめクリニックでは、皮膚科専門医が顔の赤みやぶつぶつの状態を丁寧に診察し、症状のタイプに合わせて治療をご提案します。赤みがなかなか引かない方、赤ら顔だと思っていた症状が続く方、にきび治療では改善しにくい方も、お気軽にご相談ください。
酒さとは
酒さは、症状の出方によっていくつかの型に分けられます。日本皮膚科学会のガイドラインでは、紅斑毛細血管拡張型、丘疹膿疱型、瘤腫型・鼻瘤、眼型の4つの型に分けて治療を考える方法が示されています。
顔全体の赤みが中心の方もいれば、にきびのようなぶつぶつが目立つ方、鼻の皮膚が厚くなる方、目の症状を伴う方もいます。同じ酒さでも、症状の中心が何かによって治療の考え方が変わります。
このような症状はありませんか
・頬や鼻の赤みがなかなか引かない
・顔がほてりやすい
・毛細血管が目立つ
・赤いぶつぶつを繰り返す
・膿をもつぶつぶつが出る
・にきびと思って治療しても良くなりにくい
・洗顔や化粧品でしみやすい
・紫外線や寒暖差で悪化しやすい
・鼻の皮膚が厚くなってきた感じがある
酒さでは、こうした顔面の赤み、ぶつぶつ、毛細血管拡張、ほてりが主な症状になります。
酒さの主なタイプ
紅斑毛細血管拡張型
顔の赤みが続き、毛細血管の広がりが目立ちやすいタイプです。赤ら顔として自覚されることが多く、ほてりや刺激感を伴うことがあります。
丘疹膿疱型
赤みだけでなく、にきびのような赤いぶつぶつや膿をもつぶつぶつを伴うタイプです。酒さの中でも治療の中心になることが多い型です。
瘤腫型・鼻瘤
鼻を中心に皮膚が厚くなり、ごつごつした見た目になるタイプです。頻度は高くありませんが、長く続いた酒さでみられることがあります。
眼型
目の症状を伴うタイプです。皮膚症状とあわせて眼の不調がある場合は、診察時に伝えることが大切です。
酒さが悪化しやすいきっかけ
酒さでは、紫外線、寒暖差、乾燥などが悪化因子として重視されています。こうした刺激を繰り返し受けることで、赤みや刺激感が強くなりやすくなります。
そのため、治療では薬だけでなく、日常生活の中で悪化しやすい刺激をできるだけ減らすことも大切です。
皮膚科で行う酒さの治療
スキンケア
日本皮膚科学会のガイドラインでは、酒さに対して適切な遮光と、刺激の少ない洗顔料や保湿剤の適切な使用を選択肢のひとつとして勧めています。まずは肌への刺激を減らし、乾燥や紫外線から守ることが治療の基本になります。
塗り薬
丘疹膿疱型の酒さでは、0.75%メトロニダゾール外用が強く勧められています。日本でもメトロニダゾールゲルは酒さの効能・効果で承認されており、国内試験でも有効性と安全性が確認されています。
アゼライン酸外用は、日本皮膚科学会のガイドラインでは選択肢のひとつとされています。症状や肌質によって、どの外用治療が合うかは変わります。
飲み薬
丘疹膿疱型の酒さでは、ドキシサイクリン、ミノサイクリン、テトラサイクリンなどの内服薬が選択肢とされています。外用だけで十分でない場合や、ぶつぶつが目立つ場合に検討されます。
レーザー・光治療
赤みや毛細血管拡張が目立つタイプでは、パルス色素レーザー、ヤグレーザー、光治療が選択肢として示されています。赤み中心なのか、ぶつぶつもあるのかによって、向いている治療は変わります。
日常生活で気をつけたいこと
・紫外線対策を行う
・乾燥しすぎないよう保湿する
・刺激の少ない洗顔料を使う
・こすり洗いをしない
・寒暖差の強い環境をできるだけ避ける
・自己判断で刺激の強いお手入れを増やしすぎない
・症状が落ち着いても急に治療をやめすぎない
酒さでは、遮光、低刺激の洗顔、保湿が基本になります。毎日のスキンケアを整えることが、治療の続けやすさにもつながります。
このようなときは早めにご相談ください
・顔の赤みが長く続いている
・赤ら顔だと思っていたが悪化してきた
・にきびのようなぶつぶつを繰り返す
・毛細血管が目立ってきた
・鼻の皮膚が厚くなってきた
・市販のスキンケアでは改善しにくい
・症状が続いて人前で気になりやすい
顔の赤みが慢性的に続く場合や、赤みにぶつぶつを伴う場合は、酒さの可能性も考えながら診察することが大切です。
よくあるご質問
- 酒さは自然に治りますか
-
酒さは慢性の炎症性皮膚疾患で、良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあります。症状を抑えながら、悪化しやすいきっかけを避け、合った治療を続けることが大切です。
- 酒さにはどのような治療がありますか
-
症状のタイプに応じて、スキンケア、塗り薬、飲み薬、レーザーや光治療を組み合わせます。丘疹膿疱型ではメトロニダゾール外用が中心で、赤みや毛細血管拡張が中心のタイプではレーザーや光治療が選択肢になります。
- レーザーが向くのはどんな場合ですか
-
赤みや毛細血管拡張が目立つタイプで検討されることが多いです。ぶつぶつが目立つタイプでは、まず外用薬や内服薬が中心になることがあります。
- スキンケアで大切なことは何ですか
-
酒さでは、紫外線対策、刺激の少ない洗顔、保湿が大切です。肌をこすりすぎず、刺激の少ないお手入れを続けることが勧められています。
堺市で酒さのご相談は皮ふ科眼科くめクリニックへ
皮ふ科眼科くめクリニックは、堺市の皮膚科・美容皮膚科として、地域に根差した診療を行っています。
皮膚科専門医が酒さの症状を丁寧に診察し、赤みが中心か、ぶつぶつが中心かなどを見極めながら、状態に合わせた治療をご案内します。
最新の医療から往診まで幅広く対応し、土曜日の午後・日曜日の診療も行っています。
顔の赤み、ほてり、毛細血管拡張、にきびのようなぶつぶつでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。